曲げ係数登録

モデル展開時に必要な材質、板厚毎の曲げ係数(伸び値)の登録を行います。
ここで登録する係数は両伸びの値になります。

材料設定場所へは3つの入り口があります。

その1
ツールバー[ツール]⇒[初期設定]⇒[曲げ係数]を選択します。

その2

[作図]⇒[3次元展開]⇒ 曲げ係数]を選択します。

その3

[モデル]⇒ [3次元モデル設定]を選択します。
設定画面の“その他”を選択し、[曲げ係数]をクリックします。


曲げ係数追加

1.[曲げ係数データベース]画面の[追加]をクリックします。

2.[材料ページ追加]画面が表示されます。各項目を入力し、[了解]をクリックします。

  曲げ内R・・・・・・・・曲げパンチ工具の先端Rの値
  90度曲げ係数・・・90度曲げの伸び値(両伸び)
  V幅・・・・・・・・・・・・曲げのダイ工具のV幅
  コメント・・・・・・・・注記事項

※登録しようとする材質がない場合は[材質データ編集]ボタンをクリックし、材質データ画面より新規材質を登録してください。

3. [曲げ係数データベース]画面の材料ページに追加した材質・板厚・曲げ内Rページが表示されます。


曲げ係数削除

1.[曲げ係数データベース]画面の削除したい材質板厚をクリックします。
[削除]をクリックします。

2. 左側のツリー構造より情報が削除されます。


曲げ係数編集

登録されている曲げ係数を編集する

  1. [曲げ係数データベース]画面変更したい材質、板厚をクリックします。
  2. 変更したい曲げ係数を、直接入力し変更します。

■90度曲げ係数を基準に他の角度を再計算させる

  1. 登録されている曲げ係数の90度の値を、直接変更します。
  2. 入力した係数を基に、他の角度も計算させなおすため、[再計算]をクリックします。

 

3.[曲げ係数再計算]画面が表示されるので、[了解]をクリックします。

 

標準角度以外の角度を追加・編集する

  1. [曲げ係数]表内、[角度追加]をクリックします。
  2. [角度追加]画面が表示されます。
  3. [角度追加]画面の角度を入力し、[了解]をクリックします。


曲面展開設定方法

[曲げ係数データベース]画面の[曲面の中立軸の位置]に、板厚に対する展開位置を入力します。

※ 板の中立軸展開ではなく、分割線毎の角度展開を使用する場合は、モデルを展開する際、
 [展開]3次元モデル設定画面の“曲面を円弧の長さで展開する”のチェックを外し、展開を行うこと!

 

合わせ面補正量設定

この補正量は、合わせ面を微調整するために使用され、合わせ面のタイプごとに補正量は設定できます。合わせ面は展開されるときに、
補正量を含んで展開します。補正量がプラス(+)の場合は減らす方向、マイナス(-)の場合は増やす方向になります。
(多くの場合、突合せを必要とせず、その場合の補正量は0となります)

  1. [曲げ係数データベース]画面の[合わせ面補正量]ボタンをクリックします。

2. 合わせ面タイプの補正値を入力し、[了解]をクリックします。


ヘミング(つぶし)用係数設定

ヘミング係数は、ヘミングフランジに使用される曲げ係数です。ヘミング係数は、すき間ごとに定義されます。
(曲げ係数はユーザにより異なりますので、実測値を入力してください)

この係数は[モデル]画面の[拡張]ページ、[ヘミングフランジ]使用時の展開設定になります。

1.[曲げ係数データベース]画面の[ヘミング係数]表示の横の[追加]ボタンをクリックします。

2. 新たな表が追加されるので、すき間、係数を入力します。

    前の記事

    3次元練習問題 No.8

    次の記事

    IGESデータ読み込み・編集