2次元練習問題 No.6
ここで習得する操作
直線・平行線・トリム・基準点移動
その他の操作⇒2重線チェック・オープン図形チェック・寸法線
基本操作:直線,連続線,平行線,連続結合,基準点移動,オープン図形のチェック
2重線チェック,寸法線,マルチ寸法線,コメント入力,曲げ断面
基本ステップ
1.四角形 外形を作成
2.長丸2つをパターン図形で配置
3.X85.5 Y23.8の位置に19Φの円を配置
4.外形線より22.2上の位置に平行線を引く
5.直線でX51.5 Y54 長さ100 角度-32.5 角度線を引く
6.直線で外形の22.2の“交点”から19Φの円と“接線”で結ぶ
7.直線で19Φの円の“4分円上”と、外形線の“垂直”で結ぶ
8.連続結合で外形の線を結び、不要な線を削除
9.基準点移動で、-32.5に基準点を移動
10.パターン図形で3.7Φの円を4つ配置
11.基準点移動で、基準点を元に戻す
12.オープン図形のチェック
作図コマンド:基本操作
直線:直線・接線・垂線を作図します。
2点をクリックして作図する:マウスの始点と終点をクリックします。
座標値を入力して作図する
- X、Yに始点の座標値を入力します。
- DX、DY(絶対値入力の場合は、終点X、終点Y)、長さ、角度のいずれか2つを入力します。
DXと長さ、DXと角度、DYと長さ、DYと角度の組み合わせの場合、必要な値だけを入力してください。
補足:Ctrlキーを押しながらクリックすると、直線コマンドで直前に作図した直線と同じ長さと傾きの線が作成されます。クリックされた点が直線の開始点となります。この方法は、同じ直線を違った場所に数多く作成するときなどに使えます。
垂線の作図:直線コマンドを使い直線又は円弧上の点からその線分に対して垂直な直線を作成できます。
- 直線コマンドを選択します。
- 長さを入力します。(他の値はそのままにしておきます)
- Shiftキーを押しながら垂線を作成したいところでクリックします。
マウスポインターが直線や円弧上でスナップしているとき、そのポインターがわずかですがオフセットしている方向に垂直線が引かれます。
接線の作図:円または円弧の指示された点に接線を作成します。
- 直線コマンドを選択します。
- 長さを入力します。(他の線はそのままにしておきます)
- Altキーを押しながら、接線を引く点でクリックします。
ShiftキーとAltキーの両方を押しながらクリックすると、反対方向に作成されます。
2つの円弧に接する接線の作図:2つの円弧又は円に接する接線を作成するには直線コマンドを使用します。
1.直線コマンドを選択します。
2.線上とスナップされるまで円弧の近くにマウスを移動しクリックします。
(もし端点、中間点、あるいは他のスナップが出たときは、線上と表示する位置までマウスを移動してください)
3.円弧の接線となる方向へマウスを移動します。
(マウスを動かすと円弧に沿って直線の始点が移動し、常にマウス位置から接線を維持します)
4.他の円や円弧の上に接線と表示されるまでドラッグし、クリックします。
連続線:直線や円弧を連続して作成します。
- 連続線コマンドを選択します。
- 始点のX、Y座標を入力します。(マウスで点をクリックすることも出来ます。)
- 最初の直線の終点のDX、DYを入力するか、長さと角度を入力します。
- 次の終点のDX、DYを入力するか、長さと角度を入力して直線を作図します。
それぞれの直線や円弧は直前の直線や円弧の終点から始まります。
Ctrlキーを押しながらドラッグすると直前の線分に接する円弧が描かれます。
円弧から始めることはできません。少なくともCtrlキーを使用した円弧を描く前に直線が必要です。
平行線:すでにある直線に平行な線を作成します。
- 平行線コマンドを選択します。
- 直線をクリックし、平行線を作成する方向にマウスを移動します。
- 距離を入力してEnterキーを押します。
*任意距離のチェックBOXにチェックを入れると、
距離に関係なくマウスでクリックした位置までの平行線が作成できます。
伸縮量は必要に応じて入力してください。クリックした線分の近い端点側が伸縮量1となります。
伸縮量が0の場合、元の直線と同じ長さの平行線が作成されます。
Ctrlキーを押しながらEnterキーを押すと、両側に平行線を作成します。
連続結合:いくつかのポリラインをトリミングや結合によって1つに結合します。
- 連続結合コマンドを選択します。
- 結合する部分を順番にクリックします。
補足:クリックした部分が閉じられると、その他の部分が自動削除されます。
閉じた図形にしないで途中で終了する場合は、Ctrlキーを押しながら、図形のないところをクリックします。
途中で他のコマンドを選択すると処理はキャンセルされます。
基準点移動:基準点を移動、回転して座標系を移動します。
- 基準点移動コマンドを選択します。
- 移動先の基準点X・Yを入力してEnterキーを押すか、マウスでクリックします。
- 角度を入力してEnterキーを押すか、移動後のX軸上でクリックします。
補足:基準点をマウスでクリックした場合、角度を入力する代わりに移動後のX軸上でクリックします。
最初にクリックした位置が原点となり、次にクリックした位置との差が座標系角度となります。
Ctrlキーを押しながらクリックすると、移動した基準点が解除され、元の座標系(X:0、Y:0、角度:0)に戻ります。
オープン図形のチェック:開いた図形のチェックをします。
作図した図形、またはDXFなどの他のファイルを読み込んだ場合、端点同士が離れて作図されている場合があります。特に、DXFなど他のファイルを読み込んだ場合、自動結合で処理するには、あまりにも離れすぎていることがあります。このようなケースにおいて、線分の端点が厳密にどこで交わっていないかを目で確認するのは困難です。このようなケースに、オープン図形のチェックコマンドを使用してチェックをすることができます。
- オープン図形のチェックコマンドを選択します。
- チェック方法を選択します。
開図形の端点にマーカーを表示
開いたポリラインの端点に赤くマーカーを表示します。
開いた部分を修正し、再度チェックを実行するとマーカーは消えます。
2重線チェック:二重線のチェックをします。
作図した図形、またはDXFなどの他のファイルを読み込んだ場合、図形が二重に作図されている場合があります。
このようなケースに、二重線をチェックすることができます。
二重線チェックコマンドをクリックすると、二重に作図された部分を青色で強調表示します。
Deleteキーを押すと二重線を削除することができます。
作図コマンド:基本操作(寸法)
寸法線:寸法線をつけます。
寸法属性
寸法線の矢印の形やサイズ、使用フォント、フォントサイズ、テキスト表示位置などを設定します。
フォントサイズは、図形の大きさに対して適切な大きさに表示されるように、調整してください。
ANSI標準をONにすると、矢印サイズが文字のサイズに合わせて、自動で決定されます。
既存寸法の設定を変更するには、変更する寸法を選択して、寸法属性コマンドをクリックし、設定変更後、了解を選択してください。
選択コマンドで、設定を変更する寸法をダブルクリックして編集することもできます。
横寸法・・・2点間の水平寸法を表示します。
横寸法基準・・・1点目を基準点(固定)として、基準点からいくつかの横寸法を表示します。
横寸法連続・・・横に連続する水平寸法を表示します。
横寸法累進・・・水平寸法の累計値を表示するときに使用します。
縦寸法・縦寸法基準・縦寸法連続・縦寸法累進・・・横寸法コマンドと同様な動作で、垂直方向の寸法を表示します。
2点寸法・2点寸法基準・2点寸法連続・・・横寸法コマンドと同様な動作で、任意角度の2点間寸法を表示します。
垂直寸法・垂直寸法基準・垂直寸法連続・・・最初に選んだ直線に対して垂直方向の寸法を表示します。
スマート寸法線・・・右クリックメニューから縦・横・二点間寸法の切り替えができます。
半径・中心からの半径表示・・・円弧や円の半径寸法を表示します。
直径・中心からの直径表示・・・円、または円弧の直径寸法を表示します。
2線角度・・・2直線の間の角度を表示します。
3点角度・・・3点を指示して角度を表示します。
線長・・・直線や円弧の長さを表示します。
自動寸法・・・部品図全体に自動で寸法を割り付けます。
文字・・・寸法線や引き出し線や矢印なしに、説明テキスト分を挿入する場合に使用します。
テキストの編集・・・既に割り付けられた寸法線のテキストを編集します。
マルチ寸法線:・・・このコマンド一つで殆どの寸法線を入力できます。
寸法表示をする線分をクリックし、表示位置でクリックします。
Ctrlキーを押しながらホイールを廻すと、文字サイズの調整が出来ます。
選択した線分の水平寸法・垂直寸法・コーナーR寸法・直径寸法・
BHC(ボルトサークル)寸法・GRD(グリッド)パターン寸法を入力します。
複数の候補(水平・垂直・線長)がある場合は、マウスの動きによって
水平・垂直・線長が切り替わります。
線長方向へマウス操作
垂直方向へマウス操作
水平方向へマウス操作
Altキーを押しながら線をクリックするとコーナーC表記又は円弧の線長
2線を選択すると角度寸法になります。
右クリックで基準寸法・連続寸法・マルチ寸法の切り替えが出来るようになっています。
コメント入力・・・引き出し線を使用してコメントを入力します。
曲げ線に対して、コメント入力の寸法コマンドを使用すると、
曲げ係数を確認できます。
A:角度 R:曲げ内R L:曲げ長さ M:山曲げor V:谷曲げ D:曲げ係数
曲げ断面: 展開図に対し、曲げ断面を表示します。
1.曲げ断面処理を行うため展開を行ってください。
【3Dファイルで確認する場合】
“作図”タブ⇒”3次元展開”⇒”展開“コマンドで展開図を出力します。
※現在の3D作図上に追加され展開されます。
【2Dファイルで確認する場合】
“モデル”タブ⇒”基本”⇒”展開“コマンドで2D作図上に展開図を出力します。
注意:_BendOuter、_BendInnerが作図されていることが前提のため、
ペーパーモデルで展開した場合、断面は表示されません。
2.“作図”タブ⇒”寸法”⇒”曲げ断面“コマンドで配置したい断面を選択し、
作図画面上の断面を表示したい場所をマウスでクリックして下さい。
作図した断面を削除する
削除したい断面(Aの断面ならA)を選択し、削除ボタンをクリックします。
基準面変更
キーボードの左右カーソルキーで断面の基準面を変更することが可能です。
断面追加指定
キーボードのShiftキーを押しながらクリックすると、断面を追加することが可能です。
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