2次元練習問題 No.12

ここで習得する操作


 基本操作:四角形、2点円弧、コーナーR、Box切り欠き、トリム、移動
 拡張操作:辺切り欠きを他の辺に複写

基本ステップ

  1. 外形を作図します。
  2. 図面左右『R200』の円弧を作図します。
  3. 図面左『R200』の円弧を移動します。
  4. 不要な線を削除します。
  5. 図面上辺『幅120』『深さ20』と『幅60』『深さ15』の段切り欠きを2回の操作にて作図します。
  6. 図面上辺『R5』のコーナーRを4つ作図します。
  7. 図面上辺、辺切り欠きを 図面底辺へコピーします。
  8. 不要な線を削除します。

作図コマンド:基本操作

2次元作図コマンド:四角形

四角形:対角の2点を指示して四角形を作成します。

  1. 四角形コマンドを選択します。
  2. コーナーX、Y座標を入力するか、マウスでクリックします。
  3. 幅と高さを入力してEnterキーを押すか、対角のコーナーをクリックします。

補足:幅と高さを入力する場合、負(-)の値を入力すると指示した点からそれぞれ左方向、下方向に作成されます。

2次元作図コマンド:2点円弧

2点円弧:円弧の始点、終点及び半径を指示して円弧を作成します。

  1. 2点円弧コマンドを選択します。
  2. 半径を入力します。
  3. X・Yに始点の座標を入力するか、始点をマウスでクリックします。
  4. DX・DYに始点からの終点座標を入力するか、終点をマウスでクリックします。

補足:円弧は、始点から終点に反時計回りに描かれます。
   絶対値入力の場合は、始点がX1・Y1、終点がX2・Y2となります。通常、半円よりも小さい円弧を作成します。
   入力した半径で終点まで届かない場合は、強制的に半円を作成します。
   半径に負(-)の値を入力した場合、半円よりも大きな円弧を作成します。

2次元作図コマンド:コーナーR

コーナーR::コーナー部に面取り、R切り欠きを作成します。


1.作成したいコーナー処理のコマンドを選択します。
2.作成したいコーナー処理のコマンドを選択します。
3.値を入力します。
4.コーナー付近にマウスを移動し、クリックします。

2次元作図コマンド:BOX切り欠き

BOX切り欠き:辺に切り欠きを作成します。


  1. 切り欠き・U切り欠き・V切り欠き:辺に切り欠きを作成します。
  2. 作成したい切り欠きのコマンドを選択します。
  3. 値を入力します。
  4. 切り欠きを作成する辺の近くにマウスを移動し、切り欠きを作成する側でクリックします。


クリックした線分の端点から近い側に切り欠きを作成します。


  • オフセットを入力した場合、線分の端点からオフセットだけ離れた位置から切り欠きを作成します。
  • 中心オフセットを使用する場合は、線分の端点から切り欠き中心までの距離を中心オフセットに入力します。
    中心オフセットに値を入力後、中心オフセット以外の入力欄にカーソルを移動してください。

2次元作図コマンド:トリム

トリム:線の不要な部分を切り取ります。

  1. トリムコマンドを選択します。
  2. 切り取りたい部分をクリックします。

クリックした線分の他の線分と交差する部分までが切り取られます。

クリックした線分が、他の線分と交差していなければ、その線分が削除されます。

補足:線分単位でトリムする場合は、Shiftキーを押しながら削除する線分をクリックします。

2次元作図コマンド:移動

移動:選択された図形を移動、又は複写します。

  1. あらかじめ、選択コマンドで対象の図形を選択します。
  2. 移動/複写コマンドを選択します。
  3. マウスで操作する場合は、基準点をクリックします。
  4. 図形をドラッグして移動先でクリックするか、移動量DX・DY を入力して Enterキーを押します。

複写する

マウスで操作する場合は、移動先でクリックする時にCtrlキーを押しながらクリックします。
移動量を入力して複写する場合は、Ctrlキーを押しながらEnterキーを押します。
マウスで操作する場合、対象の図形以外の点をクリックして移動量を指定することが出来ます。
その場合、クリックした2点間のベクトル分だけ移動します。

選択の再定義

移動/複写コマンドを選択した後、図形を選択するには、Ctrlキーを押しながら図形をクリックします。
Ctrl+Shiftキーで、図形を追加選択することできます。
Ctrlキーを押しながらマウスをドラッグして、選択する範囲を指定することも出来ます。

一部分の移動

図形の一部が選択されている場合、選択されている線分だけが移動/複写されます。

図形を伸縮する

図形の一部を選択して、Shiftキーを押しながら基準点をクリックします。
移動量DX、DYを入力する場合は、Shiftキーを押しながら Enterキーを押します。

作図コマンド:拡張操作

2次元作図コマンド:辺切り欠きを他の辺に複写

辺切り欠きを他の辺に複写:辺上の切り欠きを他の辺に複写します。

  1. 辺切り欠きを他の辺に複写コマンドを選択します。
  2. オフセットを入力してEnterキーを押します。
  3. 複写する切り欠きの隣の辺をクリックします。
  4. 切り欠きを挟むもう一方の隣の辺をクリックします。
  5. 複写先の辺をクリックします。

複写先の辺をクリックする場所に近いほうの端点から、設定した値でオフセットされ複写します。
複写先の辺に複写するスペースが無い場合、実行しません。

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